映画ハートビート

2月
2017
17

posted by on 読んだ本と映画とか

 

2016年8月に劇場公開された、映画「ハートビート」。
昨夜DVDを観たんだけれど、そうとうきていました!

 

こんなにも視覚と聴覚といった感覚器をダイレクトに揺さぶられる映画は久しぶり。

 

正直、ストーリー自体はベタな青春サクセスストーリーなんです。
凝った伏線がはられているわけでもなく、悪役はその底意地の悪さを包み隠すことなく悪役に徹し、主人公とその相手役は美しい善人面、という。
日本に昔からある青春漫画を彷彿とさせる設定。

 

だけどこの映画のすごいところは、
「バレエ×ヒップホップ×バイオリンのコラボレーションは必見!」と謳われているとおり、ダンスバトルやバイオリンバトルが随所に散りばめられていて、
しかもそれがその道のプロばかりを厳選したキャスティングによる本物のエンターテインメントだから、画面からはプロが人生をかけて積み重ねてきた汗や膨大な時間を感じることができるんです。
それは、キャストの筋肉や四肢や呼吸や血流のすべてが、何にも変えがたいリアリティとして画面に緊張感を生み出しているからなんですよね。

 

「シカゴ」などのすばらしいミュージカル映画があるように、「ダンス&音楽バトル映画」という新たなジャンルが確立したような感じ。
ダンスやバイオリンの演奏の盛り込まれ方も、違和感なく自然。

だけど、見せてくれるんですよ。「映画」ではなく「舞台」を。だからこその臨場感と鑑賞後の余韻がはんぱない。

 

ちょっと、この映画を観ないのはもったいない!
「話題の」に引っ張られるのではなく、こういう隠れた名作にもっともっと出会っていくことを怠けてはだめだなあ。それだけだと世間のニーズはつかめても、自分のニーズは掴めないからなあ、と。

ハウツーメソッドみたいな人生にならぬよう、しっかりと目を見開いていこう。